ふふ…順調順調……。私はほくそ笑みながら畑への道を急いでいた。
今なら誰でも殺れるような気がするわ!(パラメーター振り切ってるし)
「相変わらず隙のねぇ女だな」
 突然現れるならず者。ちっ、雑魚め。でも相手の油断を誘う為にも取り合えず後退してみる私。策士だわ。
 無視するのも可哀想なので軽ーく遊んであげたら命乞いをしてきた。
 知ってるのよ?後ろにも人が居るのよね?ま、いっか…。これで「奴」を誘き出せる訳だし…
ふふ…。案の定…というかなんというかフリント登場。待ってたわ、破滅の第1歩に繋がる貴方の事を。奴はいけしゃーしゃ危なかったですね。なんて云いやがってるわ、これからの事も知らず。
本来ならここで私は脱兎のごとく逃げ去る…んだけど今の私はちょっと違う。
 だてにシャリをおどした訳じゃないわ。
「フリントさん…」
「はい?」
 私の対応に彼もちょっとあれ?って思ってるみたい。ごめん、逝って下さい。
「さよなら」
 言葉を紡ぐと共に私はフリントと呼ばれていた商人を一刀両断の元に葬り去った。
 何故…という目で私を見ないで。だって全ては貴方から始まったんですもの。
 彼の短剣を探る、あったあった。エリス宛の密書。え?何故短剣に入っているのを知ってるかって?それは企業秘密よ、ふふ。これで1つめの修正完了、っと。
 手に入れた密書を取り合えず懐にしまう。後でファイアで燃やしてしまおう。
 足取りも軽やかに次のスライム退治に向かう私。畑に行くとチャカが来たわ。
 あんたと私って似て無いわよね。そして悲鳴。さ、ようやくあの人の登場ね!
 ボルボラが意気揚々にスライムをけしかけてくる。ホントは瞬殺出来るんだけどそれだとちとムードがないから、私は弟を守る良い姉を演じてみた。ちなみに知らない間にボルボラは消えている。この私の目に止まらないなんて、なかなかやるわね。
 さあ、いよいよ殺るわよ!と思ったその時
「おい、女、助太刀してやる」
 来た!来たわ!兄さま〜…じゃなくって背の高い金髪の おさげの気取りや 青年がいきなり私の背後に現れたの。ああ〜ダブルブレードの構えが素敵です〜。
 兄さまに見とれていた私は自分の番をスキップしてしまったわ。恋って怖い。
 何ごともなく戦闘も終わりチャカが馬鹿喜びをしている。我が弟ながら安い奴め。
「リベルダム製のモンスターか。何故、こんな所に…?」
 はぁっ…兄さまのお声、いつ聞いても良いわ〜。
 私が悦ってる間にチャカがボルボラの所業をここぞとばかりに話している。そっか…あんた台詞少ないもんね…。みんなきっと喜ぶぜ!とかなんとか爆弾発言もしてるし。
 ああ、そうそう突っ込まなきゃ。
「みんな?」
 ほら青年が怪しがってるじゃないのよ、この馬鹿弟。
 でも流石我が弟、開き直ってるわ…INTが低いのね。ほろり。
「……女。大体の察しはついた。この地の代官を倒す相談か。お前は反対のようだが、その会合、俺も出させてもらう。いいな、女」
「女、女って呼ぶな!姉ちゃんにはちゃんとリディアって名前がある!」
 歩きかけていた青年が振り返り私の事を見つめる。
「それは失礼した、リディア。俺の名はレムオンだ。」
 そうそう貴方の名前はレムオン=リューガよね〜。ひっそりと心の中で思う。
「ノーブルの森とは、町の門を出てすぐのあの森だな。 では、門で落ち合おう。」
 …行っちゃった。ふーそれじゃ密書でも燃やそうかしら。
 はっ!?でもよく考えたらフリント殺っちゃったら、エリスから糾弾されずに私は兄さまの妹になれないかもしれない!?どーする私、ピンチだ私!!?そ、そうよね?ようするにダルケニスイベントさえ起こさなきゃ良いんだから殺るのはツェラシェルだけで良いのよね?
 序盤に出てこないはずの名前をぽんぽん出してしまうくらいの混乱度。
 こうなったら宿屋にいる筈のルルアンタを使うしかないか…。もしくは別の主人公…ふーやれやれ修正するのも楽じゃないわね〜。

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